masami_smilist

冷蔵庫の整理収納_その2

整理の手順

ここで、整理の意味をあらためてご紹介します。

【整理ーせいり】

必要なモノだけにして、不要なモノを取り除くこと

あくまでも、

あなたの理想とする冷蔵庫に「必要なモノ」だけにするのが

ポイントです。

 

整理の手順は、

冷蔵庫から食材を全部出す

必要なモノだけにして、不要なモノは手放す(捨てる・あげる)

残ったモノを冷蔵庫に戻す

 

……ここで、大事なことは

収納はすべての整理が終わってから決める♪

 

ですよ!

冷蔵庫

冷蔵室の中のモノを全部出してみましょう

食品が傷まないように、スピード感をもって整理していきます。

生鮮食材

残り物

調味料

飲料

野菜

……など、あなたが取り組みやすい量にカテゴリー分けして整理しましょう。

 

冷蔵庫にはたくさんの食品が入っているので大変そうに見えますが、大丈夫。

賞味期限が切れている

開封したけど使っていない

 

……そんな食材はありませんか?

食品を出しながら、明らかに処分したほうが良いものは捨てていきましょう。

冷凍室

冷凍室の中のモノを全部出してみましょう。

 

こちらも、

冷凍肉・魚

冷凍野菜

市販の冷凍食品

……など、あなたが取り組みやすい量に

カテゴリー分けして整理しましょう。

 

冷凍保存の目安は1~2ヶ月とされていますが、

自宅で下処理をして冷凍した食品は2週間を目安にするといいそうです。

 

賞味期限が切れている

いつ冷凍したか思い出せない

……そんな食品は処分していきましょう。

 

常温(ストック品)にも注意

常温で保管している食品にも注意が必要です。

液体調味料のなかには、開栓後要冷蔵のものもあります。

あらためて表示を確認しましょう。

 

賞味期限が近い食材がたくさん見つかったら、

しばらくスーパーに行くのはやめて、

残り物食材一掃キャンペーンを実施するのはいかがでしょうか。

いつもと違う組み合わせで、新メニューができるかもしれませんよ♪

食品にまつわる5つの収納知識

1.「適正量」を知ればモノは増えない

「適正量」とは、「家族や生活に合った必要な食品の量」のこと。

卵の適正量は何個ですか?
牛乳は何本ストック買いすればいいでしょう?
それはあなたにしかわからない!

 

えーーー!
どうして?

……と、思われるかも知れませんが

 

片付けのプロだからこそ安易に適正量を決められない(笑)

 

それはなぜかというと、

家族構成

好きな食べ物

買い物に行く頻度と購入する量

冷蔵庫のサイズ

 

……など、さまざまな要因によって適正量が変わってくるからです。

 

大事なのは、自分で決めること。

買物は3日に1回行くから、肉や魚は冷蔵で3種買えばいいか!
買物に行けないときのことも考えて、冷凍庫に肉や魚のストックを1週間分は置いておきたいなぁ
こんな時に寄り添って一緒に考えるのがプロ♪

 

2.「使用頻度」別に収納すると圧倒的に使いやすい

では、モノを使用頻度別に5つに分けてみましょう。

  • 毎日使うもの
  • 2~3日に1回使うもの
  • 週1回程度使うもの
  • 月1回程度使うもの
  • 数ヶ月に1回程度使うもの

 

そして、このうちの「毎日使うもの」「2~3日に1回使うもの

取り出しやすく片付けやすい位置・方法で収納します

 

3.「グルーピング」で無駄なく行動する

食事をするときに、一緒に使うモノってありますよね。

例えば、パンを食べるときに使う

バター

ジャム

チョコレートシロップ など

これらがバラバラに収納されていると取り出すのも大変です。

 

 

こういった、一緒に使うモノは

 

「パンのおともセット」としてグループ化して、

ひとつのカゴやトレーにまとめておくと、

取り出しやすく、片付けやすい収納になります。

 

4.「定位置」管理で探し物がなくなる

問題点①

冷蔵庫の中で食品が迷子になってしまう

原因

食品の「定位置」管理ができていないのかも?

 

問題点②

「定位置」は決まっているのに、出しっぱなしになる

原因

1.使う人にとって、その場所が出し入れしにくい

→定位置を見直す

2.使う人が、定位置を把握していない

→定位置を決めたら、家族に伝えたり、ラベルを付ける

 

5.食品が家に入ってきたら、先に手間をかける

買ってきた食品って食べる前に包装を取り除いたり、

ミシン目で切り取ってバラバラにしたり……

 

という一手間がありますよね。

 

かさばる包装は先に取り除くことで

使いたい時のアクション数が減らせますね。

 

納豆が3個ずつ連結されているのは、お店に陳列しやすくするためで

あなたの冷蔵庫に収納しやすくするためではありません

 

派手なパッケージの商品だと、

包装を外すだけで見た目もすっきりしますね。

 

人にまつわる3つの収納知識

 

次に冷蔵庫を使う人の視点から収納基礎知識を3つご紹介します。

1.「使いやすい収納」は人それぞれ

「収納」とは、使いやすく収めること。

 

では、「使いやすい」とはどういう状態のことでしょうか?

あなたが使いやすいと思う状態と、お子さんが使いやすいと思う状態は同じでしょうか?

 

「使いやすさ」は人それぞれ。

 

年齢や体形、性格、生活スタイルによって、心地いい、使いやすいと感じる収納方法は違います。

 

 

2.冷蔵庫のゴールデンゾーン

多くの人は、必要なモノを目で見て、手で取ります。

 

そこで、見やすく手をのばしやすい

「目線の高さ」~「腰の高さ」が収納の「ゴールデンゾーン」になります。

 

冷蔵庫の場合は、多くの場合

冷蔵室がこのゴールデンゾーンに配置されています

 

 

3.身体の負担を考えよう

収納のゴールデンゾーンは身長や、腕の伸ばしやすさなど、

身体的な特徴によって変わります。

自分にとっては使いにくい高さも、

身長が違う子どもや夫にとっては使いやすい場合もあるはずです。

 

また、足腰や腕の可動域が狭くなっている高齢者は、

ゴールデンゾーンが狭くなるので、配慮が必要かもしれません。

 

 

収納スペースの特性

一般的なファミリー用の冷蔵庫の形状は、上部が「片開きドア」または「両開きドア」で下部が「引出し式」になっていることが多いですよね。

それぞれの収納スペースの特性についてご紹介します。

 

1.片開きドア

片開きの場合は、少し開いただけで目的のモノに触れることができる、

取っ手側がゴールデンゾーン

 

取っ手側に使用頻度の高いモノを配置します。

 

2.観音開きドア

観音開きの場合は、

中央が出し入れしやすいゴールデンゾーン

両方のドアを両手で開け閉めする場合は、中央に使用頻度の高いモノを配置します。

 

片方のみを開け閉めして使用する場合は、

出し入れしやすい方の取っ手側に、使用頻度の高いモノを配置します。

 

利き手でドアを開いて、利き手ではないほうでモノを取り出すのがやりやすいという方と、

利き手ではないほうでドアを開いて、利き手でモノを取り出すのがやりやすいという方がいらっしゃると思います。

どちらが使い勝手がよいかは、ご自身で確認してみてください。

 

その場合も、中央から端に向かって、使用頻度の高いモノから順に配置します。

 

3.引出し式

冷蔵庫の引出しは基本的には立てたり、区切ったりしてモノを収納するのがおすすめです。

この場合、手前側がゴールデンゾーンです。

手前から順に使用頻度の高いモノを配置します。